東京VS地方の話に終止符を打とう。
ネット民は超富裕層の存在を知らない
東京の人は超富裕層の存在を知っているのですが、執事がベンツでお出迎えする門付きの家が実際にあります。
小金持ちをはるかに超越した資本家層の家が、東京にはあります。
東京都の一等地にはやたらに広い戸建ての敷地がたまにありますが、〇〇財閥の御曹司とかが住んでいます。
こういう人たちの資産は、数百億は「はした金」というレベルの超大金持ちのため、我々庶民が一生かかって届くような存在ではありません。
こういう人たちのことを、地方出身の人はまったく知らないわけです。
地方都市と東京都下は同レベル
一方で、地方VS東京の話題でよく出てくる東京の人らの話は、みんな東京都下だったり23区でも庶民層の人たちの生活の話題です。
たしかにその層と、地方都市に住む人であれば生活水準はほぼ変わりません。
ただ、地方民がそれで東京にマウントを取っているのを見るに、それは甘いなと思います。
なぜかというと、地方と同様に、東京にはあらゆる価格帯における優秀なサービスと、隠れた人間関係ネットワークが存在します。
ただ、地方民らも、なにもない超田舎と話題をよく混同していることがあり、定義を決めないことには勝敗もつけられないし、マウントも取れません。
地方公立出身の東大合格者は優秀?
コツコツ勉強してたらなんとなく東大に受かっちゃったという子も塾漬けの受験ブロイラーも、地方都市と東京都下の両方にいます。
塾漬けでなくとも、地方で通信講座をたくさん取っていたという類であれば、受験ブロイラーです。
なので、地方公立出身だから特別ということはありません。
ただ、合格したらその天然ものとブロイラー横一列に並ぶわけです。
その瞬間から文化格差が克明になるわけで、そのとき東京出身のほうが子どもの頃から文化資本に触れているので有利なのです。
ノーベル賞など優秀な研究者が関西に多いのは入試科目のせい
地方民が東京にマウントを取る際によく言われるのは、ノーベル賞の話です。
人口比で言ったらそうではないし、そもそも地方のほうが人口が多いんだから当たり前の話なのですが、関西圏に理系ノーベル賞が多いのは理由があります。
「豊かな自然に囲まれて自由にのびのび…」とは左翼が大好きな理念というか理想論ですが、実際に理系のノーベル賞が関西圏に集中しているのは、高校入試の受験で社会科がないためだったりします。
要は、全国区の英数国理社ではなく、関西圏だけ英数国理なので理科を重点的に学習するという意識が子供の頃からあります。
兵庫県神戸市にある私立灘高等学校は入試で社会科を出しません。
つまり、逆説的にノーベル賞は受験科目とリンクしていると証明されるわけです。
「地方民が優秀」は幻想である理由
ということで、地方のメリットは地元特有の人間関係だったり食料品などの物価の安さ、広大な自然はありますが、東京民より優秀というのは間違いです。
学力テストだけでなく、体力テストも東京の人のほうが優秀であるというデータも残念ながら出ています。
地元の人が世界で活躍しているのを応援したいという気持ちはわかりますが、優秀な人ほど東京都などに流出するので、これは仕方ないかなと思いますし、地方と東京格差は今後も開く一方で止められないと思います。